Welcome to my blog

森のぐらさん

ハイブリッドの何でも屋です。

スーザ 行進曲《エル・カピタン》

  • CATEGORY吹奏楽
  • PUBLISHED ON2017/ 05/ 24/ 21:03
  • COMMENT0
マーチ王のスーザ、「オペレッタ作家」の顔があることは意外に知られていない。

そのひとつオペレッタ「エル・カピタン」(El Capitan)

マーチ「エル・カピタン」は、そのオペレッタ「エル・カピタン」に登場する。
どんな筋書きかというと・・・。

“日の沈まぬ帝国” スペインの絶対王制下ではスペイン王によって任命されていた「副王」がおかれ、海外植民地を統治した。
例えば、南米ペルーは、16世紀まではインカ帝国として当時の世界で最大級の帝国を誇っていたが、スペインに征服された植民地時代にペルー副王領の中心地となっていた。
 新たにペルー副王に着任するスペイン人ドン・メディガは、前副王派が反乱のため呼び寄せていた凄腕の傭兵エル・カピタン(=隊長)が道中で亡くなったことを知り、自らエル・カピタンに変装。反乱軍を無駄に率いて消耗させた上に酔っ払わせ、到着したスペイン軍に鎮圧させる。
という物語。

ところで「エル・カピタン」は何と訳せばいいの?

 結論から言うと「キャプテン=Captain」だからと言って無理して訳すとかえって変になる。
「エル・カピタン」は「エル・カピタン」のままでよい。

 「カピタンとはスペイン語で“船長”のことである」と尤もらしく(?)言っている怪しいサイトを散見する。確かに単語として訳せば “船長・大尉・隊長”などと訳せるかも知れないが、どれもぴったりしない。


 当のオペレッタ「エル・カピタン」に、船長なる人物は登場しない。固有名詞ではないからタイトル・ロールでもない。

 この歌劇では「the dauntless leader El Capitain」と紹介されていて逐語訳では「大胆不敵なリーダーであるEl Capitain」なのである。
戦いをさせれば、凄腕の噂に聞くリーダーって訳だ。

 つまり、当のオペレッタでは、ペルーのスペイン占領下のペルー総督(副王)に着任した時に、前任副王に雇われていた傭兵という設定である。これが凄腕のリーダーなのだ。「虎の威を借る狐」というか、弱虫の新ペルー総督(副王)が、El Capitainに変装するのである。ところがそのお陰で思わぬ女性にラブコールされたために話がややこしくなる。という訳だ。
 オペレッタの題名が「エル・カピタン」なのに、配役に「エル・カピタン」は存在しない。噂の人物として登場するだけなのだ。

 
「星条旗よ永遠なれ」の1年前の1895年に作曲された。
「El Capitan」はスペイン語なので、「エル・キャピタン」と発音するのは正しくない。


Elcapitansheet.jpg





Piccolo D♭管、1st march のEuph.(2nd time)に演奏する、オブリガートはオシア譜のように記述されている。
6/8 が、Trio から 2/4に変わるのは粋な感じね。


スーザ直筆の譜
エルキャピタン1
エルキャピタン2
エルキャピタン3
エルキャピタン4
エルキャピタン5
エルキャピタン6

にほんブログ村 クラシックブログ オーケストラへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ
にほんブログ村
森島洋一

マーチ三人組-フィルモアの巻

  • CATEGORY吹奏楽
  • PUBLISHED ON2017/ 05/ 24/ 20:21
  • COMMENT0
三羽がらす

Fillmore もサーカスバンドマスターをやっていただけあって忙しいマーチが多い。

《The Circus Bee》

サーカスビー
サーカスビー1

Rolling Thunder

Rolling Thunder1
Rolling Thunder2

Henry Fillmore をググっていたら、《吹奏楽コンクールデータベース》に当たった。

往年の方ならご存知の《行進曲「ミリタリー・エスコート」》の作曲とある。


実は最近、「ミリタリー・エスコート」を検索して当ブログをご覧になっている方が急増した。
私なりにその理由を調べてみたら、中日コンの課題曲になった(なっていた)ためと思われる。


彼の作風とは似ても似つかない《行進曲「ミリタリー・エスコート」》が彼の作曲とは?
まてよ、この曲の作曲は、ハロルド・ベネットだったはずだ。

もう一度、Henry FillmoreのWikipediaを見た。
確かに、作曲一覧に "Military Escort" とある。

しからば、「Henry Fillmore 」と「Harold Bennett」の関係は?

ヘンリー・フィルモア(名義はハロルド・ベネット)って、どういうことだ?
(1957年の中学校の部課題曲)

出版元の「Barnhouse」を見た。そこには

「Composed by Henry Fillmore using his pseudonym,」と記されている。
ここの「his pseudonym」とは、「彼のペンネーム(偽名)」

つまり、「Harold Bennett」という偽名を使って「Henry Fillmore 」が作曲したことになる。

ヘンリー・フィルモアは、ハロルド・ベネットという表向きの別の名を持っていたのだ。
それどころか、ヘンリエッタ・ホール等と言った女性に使われる名前も使っていたようだ。
英語版だがそう説明しているサイトもある

全く異なる曲調。にわかに信じ難い。

でも、アメリカの某サイトにも・・・確かに
Henry Fillmore



Millitary Escort1
Millitary Escort2

にほんブログ村 クラシックブログ オーケストラへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ
にほんブログ村
森島洋一

初級バンド用マーチ

  • CATEGORY吹奏楽
  • PUBLISHED ON2017/ 05/ 21/ 10:45
  • COMMENT0
Karl Lawrence King (1891~1971)

第58回中部日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏

"Barnum and Bailey's Favorite" 等のサーカスマーチで一世を風靡したカール・キング。
疾走する華やかなマーチとは裏腹に、"Peacemaker"など中学生向きの平易なマーチも結構作曲した。

《Lexington March》

Lexington March1
Lexington March2
Lexington March3
Lexington March4
Lexington March5
Lexington March6
Lexington March7
Lexington March8
Lexington March9
Lexington March10
Lexington March11

天理高校吹奏楽部熊本公演1985 行進曲
マーチングのためにsempre ff で奏しているが・・・。ステージ演奏?


にほんブログ村 クラシックブログ オーケストラへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ 吹奏楽へ
にほんブログ村
森島洋一